日本陸軍の対ソ謀略

日独防共協定とユーラシア政策

日独防共協定はいかに締結されたか。諜報活動、航空路整備など陸軍の対ソ工作から再考し、全体像を解明。両国の戦略的関係に迫る。

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著者 田嶋 信雄
ジャンル 日本史  > 近現代史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2017/02/20
ISBN 9784642083157
判型・ページ数 四六・216ページ
定価 3,080円(税込)
在庫 在庫あり
日本陸軍の対ソ謀略

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内容紹介
目次

第2次世界大戦開戦にあたり重要な位置を占めた日本とドイツ。その関係深化の契機となった日独防共協定はいかに締結されたか。ユーラシア大陸をまたにかけた諜報・謀略活動、航空路整備、対イスラーム政策など、外務省ルートとは別に進行した陸軍の対ソ工作に注目。「空虚な同盟」とされてきた防共協定の全体像を解明し、両国の戦略的関係に迫る。

【編集者の眼】
米国のCIA、ソ連のKGB、英国のMI6。映画などにしばしば登場するこれらの機関は、いわゆるスパイ活動の機関としてよく知られています。戦前の日本陸軍においても、こうした活動が行われていました。本書はそこに照明をあてています。
映画で描かれるド派手なスパイ活動(?)とは異なり、情報収集や情報操作、政権転覆工作、要人暗殺など、決して外部に漏れてはならない隠密を第一とした行動が実際なのは、いうまでもないことでしょう。彼らの任務はまさに極秘事項なのです。
しかし、本書に登場するそれは、見事なまでに相手国に筒抜けです。挙げ句の果ては、工作対象国に対して「工作の情報がどこまで漏れていましたか?」と問いかける始末。派手なアクションシーンは伴わないものの、映画以上の滑稽さを感じてしまう一幕です。
事の詳細は本書をご覧頂ければと思いますが、戦前期日本の防諜体制の杜撰さが痛感できます。(熊)

序章 日独防共協定を捉える視点/日露戦争前後の「独禍東漸」と「日禍西漸」(「黄禍論」と「日禍西漸」の脅威/日本とドイツのトルコ・イスラーム政策構想)/第一次世界大戦期の「独禍東漸」と「日禍西漸」(エンヴェル・パシャとオッペンハイム/ドイツのアフガニスタン・新疆・満洲での後方攪乱・扇動工作/「独禍東漸」と「日禍西漸」)以下細目略/関東軍の「西進」政策と内蒙高度自治運動/ルフトハンザ航空・欧亜航空公司と満洲航空株式会社/「華北分離工作」と「防共外交」/日独「満」航空協定および日独謀略協定の成立/アフガニスタンの政治焦点化/日中戦争の勃発とユーラシア諜報・謀略協力の挫折/終章 ユーラシア諜報・謀略協力体制の終焉