建物が語る日本の歴史

建築物は歴史を語る証人である。寺院や城郭、住居など、原始から近代まで社会との関わりから建物を考える、新しい日本建築史入門!

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著者 海野 聡
ジャンル 日本史  > 通史
各テーマ史  > 建築史・技術史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2018/07/24
ISBN 9784642083362
判型・ページ数 A5・336ページ
定価 2,640円(税込)
在庫 在庫あり
建物が語る日本の歴史

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内容紹介
目次
建築物は歴史を語る証人である。国家プロジェクトとして建設された東大寺(とうだいじ)大仏殿(だいぶつでん)・平等院(びょうどういん)鳳凰堂(ほうおうどう)・安土城(あづちじょう)・鹿鳴館(ろくめいかん)…。これらの有名建築をはじめ、縄文の原始住居から明治の西洋建築まで、各時代の建物から日本の歴史を紐解く。大工道具や修理、移築など建築にまつわるコラムも多数収め、社会との関わりから建物を考える、新しい日本建築史入門!

〈編集者の眼〉
建築を鑑賞するとき、細部の意匠に目を凝らすのも楽しいが、この建物はなぜそこに建っているのか、ここで何が行われたのか、そんな背景にまで考えを巡らしてみると、建築の世界が豊かにひろがる。
これまで建築史や古建築といえば、寝(しん)殿(でん)造(づくり)・書(しょ)院(いん)造(づくり)といった様式、構造や意匠の話など、技術的な面から語られることが多かった。建築に「とっつきにくい」イメージがあるのは、きっとこうしたことが関係しているだろう。
そこで本書である。建物と社会の関わりに着目し、建築から日本の歴史を読み解くという新しい試みだ。この一冊で、縄文の原始住居から寺社仏閣、城郭や近代建築にいたるまで、有名建築をひと通りおさえられるとともに、政治・宗教・文化などさまざまな角度から日本の歴史を見わたすことができる。
建物は歴史の生き証人であり、まさに「歴史の舞台」だったのだと実感する。現代の我々は、長く受け継がれる建築をどれだけ残せるのだろうか。(未)
はじめに―歴史のなかの建築/集落の形成と農耕/よもやま話1 大工さんの秘密道具/王権と巨大建造物/よもやま話2 建物の出生証明書/仏教公伝と寺院建立/よもやま話3 薬師寺東塔移建・非移建の一〇〇年論争の開幕/律令と都城の形成/よもやま話4 薬師寺東塔移建・非移建の一〇〇年論争の決着/建築の国風化/よもやま話5 巨大建築の背比べ/南都復興と新時代の幕開け/よもやま話6 修理は後回し/戦乱による破壊と桃山の栄華/よもやま話7 勝手が違う/近世の太平と火事/よもやま話8 巨木を探し求めて/民衆文化の盛隆/よもやま話9 建物の引っ越し/近代日本の黎明/よもやま話10 修理のための方便/おわりに―建築の意味と歴史/図版出典一覧