葉隠〈武士道〉の史的研究

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日本史・日本思想史・日本文学から葉隠の歴史に迫る。現代人が無意識に前提としてきた「日本」「武士道」の認識枠組みを問う初の書。

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著者 谷口 眞子
ジャンル 日本史  > 近世史
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2022/07/28
ISBN 9784642043519
判型・ページ数 A5・464ページ
定価 13,200円(税込)
在庫 在庫あり
葉隠〈武士道〉の史的研究

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内容紹介
目次

現代人はなぜ、葉隠(はがくれ)と言えば「武士道というは死ぬこととみつけたり」を想起するのか。日本史・日本思想史・日本文学にまたがる領域横断的方法から、葉隠〈武士道〉300年の歴史に迫り、現代人が無意識のうちに前提としてきた「日本」「武士道」の認識枠組みが、過去の記録・記憶・歴史意識の絶えざる読み替えの結果であることを示す初めての書。

序論 創られた葉隠像の解体に向けて/葉隠成立の軌跡と山本常朝の奉公観(山本常朝の略歴と葉隠の奉公観〈山本常朝の略歴/葉隠成立以前の常朝の奉公観/葉隠の構成と常朝の奉公観/御側仕えの奉公人道〉以下細目略/山本常朝の古今伝授奉公―和歌を通じた公家との交流/歴代藩主へ提出した常朝の意見・異見・諫言/葉隠成立と鍋島直茂百回忌―中野家・山本家の危機)/読み替えられていく葉隠―ナショナリズムと郷土愛(パトリオティズム)のはざまで(明治~昭和初期の葉隠抄本・全集本の刊行/一九三○年代の佐賀における葉隠の顕彰と学校教育―葉隠をめぐる「記憶の場」と「教育の場」/一九三○年代の日本における葉隠の普及過程/日本精神としての葉隠―戦陣訓発布から特別攻撃隊へ)/結論 テクストとしての葉隠と書物としての『葉隠』―言説空間と意味生成のメカニズム