中近世の資源と災害

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中近世移行期の山野は地震・水害が頻発した。資源の調達・利用や災害への対応を追究し、自然環境と人間との関係を再考する。

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著者 西川 広平
ジャンル 日本史  > 中世史
日本史  > 近世史
各テーマ史  > 環境史・自然史・災害史
地域 甲信越  > 山梨県
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2023/10/20
ISBN 9784642029810
判型・ページ数 A5・368ページ
定価 9,900円(税込)
在庫 在庫あり
中近世の資源と災害

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内容紹介
目次

15~17世紀の日本列島の山野は、鉱物・森林・水など豊富な資源をもたらす一方、地震・水害が頻発した。地域社会はその二面性とどう向き合ったのか。甲斐国の事例を中心に、資源の調達・利用や自然災害への対応を追究し、村落間ネットワークの様相を解明。災害史料の成立・継承にも着目し、現代にも通じる自然環境と人間との関係を再考する。

序章 環境史・災害史研究の軌跡と本書の構成/水資源と災害(室町期甲斐国における井堰の築造〈大善寺による井堰の築造/守護・国人による大善寺への寺領寄進/大善寺周辺における灌漑の状況〉/戦国期の地域寺社における井堰築造と景観〈『王代記』に見る「一ノセキ」(一ノ堰)の築造/窪八幡神社境内古絵図に見る水路/井堰の築造と地域社会の変化〉以下細目略/戦国期東国の地域社会と水資源/近世御勅使川流域における川除普請)/山野における資源の調達(中近世移行期の土豪と地域社会/戦国期における竹木資源の保全と調達/山地領有の由緒と文書/丹波国山国・黒田地域における鮎漁の展開)/災害史料の成立と継承(甲斐国湖水伝説の成立/室町・戦国期の列島内陸部における地震災害/戦国期上野国赤城山における富士浅間神の勧請/富士山宝永噴火に関する史料の記録化)/終章 中近世の資源と災害