徳川のまつりごと

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中世百姓の信仰的到達

中世以来の人々が営んできた信仰のあり方と、徳川氏を権力として戴く近世社会との関係を読み解く。宗教史の再解釈に挑む意欲作。

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著者 斎藤 夏来
ジャンル 日本史  > 中世史
日本史  > 近世史
宗教史  > 宗教史一般
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2023/10/18
ISBN 9784642043557
判型・ページ数 A5・328ページ
定価 11,000円(税込)
在庫 在庫あり
徳川のまつりごと

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内容紹介
目次

宗教がもつ時代や社会を超越した影響力の本質はどこにあるのか。諸個人の営みと密接に関わる史料から、自身や近親者の救済を求め自然を畏れた中世以来の信仰と、徳川氏を権力として戴く近世社会との関係を読み解く。人々の本源的欲求と思索のあり方を重視し、社会的・経済的な打算としての解釈に偏重してきた宗教史学に対して一石を投じる意欲作。

序章 徳川のまつりごとを考える―本書の視角/百姓の信仰(日本中世農村の空間祭祀と個人供養〈空間と祭祀/個人と供養〉/尾州知多大仙寺史料にみる中世檀那と近世檀家〈中世史料との照合/近世史料との照合〉/三州足助紙屋鈴木家史料にみる先祖供養と個人救済〈先祖供養の成立/由緒と信仰〉)/武士の信仰(中世禅刹と近世大名―定光寺と尾張藩〈山林の領主/源敬公廟と尾張藩/禅宗と尾張藩〉/僧儒の詩文と近世武士の信仰〈画像賛にみる信仰の変化/禅僧と儒者の詩文〉以下細目略)/天皇と空間と個人(徳川寺社領朱印状の様式変遷と公儀の成立/近世の在家・出家と朝廷文書の所持)/終章 到達と課題