歴史文化ライブラリー 579

戦死者たちの源平合戦

試し読み
新刊

生への執着、死者への祈り

武士は戦死とどう向き合い、いかに語り継いだのか。鎌倉幕府による顕彰や鎮魂にも光をあて、敵も弔った心性を読み解く。

ご注文

1,870円(税込)

ネット書店で購入
honto
紀伊國屋書店ウェブストア
楽天ブックス
ヨドバシ.com
セブンネットショッピング
Amazon
e-hon 全国書店ネットワーク
Honya Club.com
bookfanプレミアム
TSUTAYA オンラインショッピング
HMV&BOOKS online
著者 田辺 旬
ジャンル 日本史  > 中世史
シリーズ 歴史文化ライブラリー
出版年月日
出版年月日とは
製本所から販売会社(取次店)様への、初回搬入年月日を表示しております。書店様毎の着荷日(発売日)は地域等によって異なりますので、予めご了承くださいませ。
2023/10/18
ISBN 9784642059794
判型・ページ数 四六・192ページ
定価 1,870円(税込)
在庫 在庫あり
戦死者たちの源平合戦

この本に関するお問い合わせ・感想

内容紹介
目次

多くの犠牲者が出た治承(じしょう)・寿永(じゅえい)の内乱。武士は本当に戦死を一番の勲功と認識していたのか。戦功の認定基準や、討たれた首の取り扱い、大路渡(おおじわたし)をめぐる朝廷の葛藤、度々起こる生存説の流布などから、戦死への意識を解き明かす。鎌倉幕府による鎮魂や顕彰行為にも光をあて、勝者の役割と背後の政治性にも言及。敵も弔った武士の心性を読み解く。

内乱の衝撃―プロローグ/武士と戦死(戦死と勲功〈三浦義明の戦死/『平家物語』と頼朝挙兵/「子孫の勲功」〉/戦死をめぐる意識〈戦死の覚悟/生への執着〉/戦死の忌避〈老武者の証言/逆櫓論争/従者の役割/戦傷の評価〉以下細目略)/首のゆくえ(首を取る/首をさらす/首を持ち去る)/鎮魂と平和(鎮魂の政治性/源頼朝の戦死者鎮魂/『平家物語』と鎮魂)/顕彰と神話化(戦死者の顕彰/幕府開創の神話化)/戦死者のゆくえ―エピローグ