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激動する”都”の600年を読み解く! 『京都の中世史』全7巻
激動する“都”の600年!
〈都市の歴史〉と〈首都と地域〉、2つの視点から中世京都を読み解く!
京都の中世史 全7巻
【企画編集委員】
元木泰雄(代表)
尾下成敏・野口 実・早島大祐・美川 圭・山田邦和・山田 徹
四六判・上製・カバー装・平均280頁・原色口絵4頁
各2970円(10%税込)
『内容案内』送呈
中世において京都はいかなる歴史をたどったのか。摂関政治の全盛期から天下人の時代まで、考古学の成果も生かし、中世都市の姿を解明するとともに現代への影響にも言及する。また、政治・経済・文化で全国に影響を与えた首都としての役割や、地方との関係を検証し、京都から日本全体を俯瞰する視点を確立することで、新たな中世史像の構築を目指す。
【シリーズの特色】
◎中世日本の中心〈京都〉の歴史的役割を、摂関全盛期から戦国時代の終焉まで、時代・分野ごとの最適な執筆者が通史的に分かりやすく描き出します。
◎摂関政治繁栄の舞台となった平安京、中世都市京都へ移行していく院政期、源平の内乱を経て公武政権の成立した鎌倉時代、動乱の南北朝時代、権力と文化の生成に大きな画期があった室町時代、諸勢力が京都争奪を企てた戦国の世という激動の中世を、最先端の研究が捉えます。
◎院・天皇、公家、武士、町衆、僧侶などの人物の動向や思惑もていねいに追って、政治・文化の舞台としての都の役割を明らかにし、時代とともに変わりゆくすがたを活写します。
◎京都は全国に対し大きな影響を与える一方で、同時に地方から波及する動きも受容していました。奥羽から九州に至る諸国との関係を検証することで、日本全体を俯瞰した新たな中世史像を描き出します。
◎近年研究が進んだ考古学の成果に基づき中世京都の構造を追究した巻も編成。文献とあわせて総合的に検証して、豊かな歴史と文化が重層した現代の京都の原像をさぐります。
◎本文理解を深める図版を多数掲載。各巻の京都地図と関連年表で時代別の特徴を明確に示し、ここでしか読めない中世の都へといざないます。
【全7巻の構成】
①摂関政治から院政へ
美川 圭・佐古愛己・辻 浩和著
藤原氏が国政を掌握した摂関政治をへて、上皇による院政が始まる。政務のしくみや運営方法・財源などを、政治権力の転変とともに活写。寺院造営や人口増加で都市域が拡大し、平安京が〝京都〟へ変貌する胎動期を描く。
②平氏政権と源平争乱
元木泰雄・佐伯智広・横内裕人著
貴族政権の内紛で勃発した保元・平治の乱を鎮めた平清盛は、後白河院を幽閉し平氏政権を樹立する。それが平氏と他勢力との分断を生み、源平争乱を惹き起す。荘園制の成立や仏教の展開にも触れ、空前の混乱期に迫る。
③公武政権の競合と協調
野口 実・長村祥知・坂口太郎著
武士の世のイメージが強い鎌倉時代。京都に住む天皇・貴族は日陰の存在だったのか。鎌倉の権力闘争にも影響を及ぼした都の動向をつぶさに追い、承久の乱の前夜から両統迭立を経て南北朝時代にいたる京都の歴史を描く。
④南北朝内乱と京都
山田 徹著
鎌倉幕府の滅亡後、建武政権の興亡、南北朝分立、観応の擾乱と、京都は深刻な状況が続く。全国の武士はなぜ都に駆けつけて争い、それは政治過程にどのような影響を与えたのか。義満の権力確立までの60年を通観する。
⑤首都京都と室町幕府
早島大祐・吉田賢司・大田壮一郎・松永和浩著
人口一千万人の列島社会で、室町殿中心に公家・武家・寺社が結集し繁栄する首都京都。人やモノの往来の活性化で社会も大きく変化した。天皇家や御家人制の行方、寺社勢力の変質、幕府の資金源に迫る新しい室町時代史。
⑥戦国乱世の都
尾下成敏・馬部隆弘・谷 徹也著
戦国時代、室町幕府や細川京兆家は弱体化し、都の文化人は地方へ下った。一方、洛中洛外では新しい町(ちょう)が形成され、豊臣・徳川のもとで巨大都市化が進む。政治・都市・文化の様相を描き出し、戦国乱世の都の姿を追う。
⑦変貌する中世都市京都
山田邦和著
天皇や貴族、大寺社、武士など権門の集積地であり、政治・経済・文化・情報の結節点として中世最大の都市であり続けた首都京都。「巨大都市複合体(コンプレックス)」の成立・拡大から近世都市への昇華まで、考古学の成果から通観する。
★推薦します
上横手雅敬(京都大学名誉教授)
澤田瞳子(歴史小説家)
*敬称略、五十音順
ご予約は最寄りの書店、または小社営業部まで。
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◆週刊読書人2022年7月8日号掲載
「京都の中世史」(全7巻)完結間近
対談「京都を基軸にした中世史を」
元木泰雄氏 × 山田邦和氏