家をキーワードに地域からの視点で近世日本を描く『家からみる江戸大名』最新刊発売!

大名家はいかに時代の苦難を乗り越えて存続したのか!
「家」をキーワードに地域からの視点で近世日本を描く画期的シリーズ!

家からみる江戸大名
全7冊 刊行中!



〈企画編集委員〉野口朋隆・兼平賢治
A5判・並製・カバー装・平均208頁
定価各2420円(10%税込)

江戸時代の大名家とは家長(藩主)を頂点に、その永続を図る世代を超えた組織であり、家臣や奉公人をも包み込んだ社会集団だった。太平の世、藩主となった大名は、いかに「家」を築き領地を支配したのか。代表的な大名家を取り上げ、歴代藩主の個性と地域独自の文化・産業にも着目。「大名家」から豊かな江戸時代を描き出す。

【第6回配本】
伊達家 仙台藩
J・F・モリス著 208頁 978-4-642-06879-6
御家騒動や飢饉など、度重なる困難に見舞われた仙台伊達家。一方、数々の試練は平和で近代的な社会システムの芽を育んだ。家臣や領民の「不服」の声を聴く統治、家を支えた脇役にも光を当て、仙台伊達家の近世を描く。

【既刊】
徳川将軍家 総論編
野口朋隆著 発売中 224頁 978-4-642-06877-2
家康以来、15代260年にわたり将軍を継いだ徳川家。3代家光・4代家綱期を中心に、家内の政治組織、奥と表、人生儀礼、女性などに着目して、家督相続、家臣団統制、祖先崇拝など「家」的支配の実像を明らかにする。

南部家 盛岡藩
兼平賢治著 発売中 216頁 978-4-642-06878-9 【2刷】
盛岡藩主・南部家は、江戸への傾倒から「国風」の重視、その後、他者の視線への意識から、江戸文化の受容へと価値観を転換していった。社会の変化の中で「家」のあり方を模索し続けた、大名家の江戸時代を描き出す。

前田家 加賀藩
宮下和幸著 
 発売中 214頁 978-4-642-06880-2
利家を祖に「百万石」を領有した前田家。本分家の創出や、婚姻・殿席・官位などによる「徳川大名化」で「御家」が確立する過程を辿り、相続問題、御家騒動を経て、混迷する幕末維新期での藩是決断のプロセスを描く。


井伊家 彦根藩
野田浩子著 発売中 200頁 978-4-642-06881-9
戦国期にかずかずの武功をあげ、「御家人の長」と謳われた井伊家。溜(たまり)詰(づめ)大名としての政務の実態、「家」の意識とその継承の危機、幕末の徳川との主従関係の変化などを軸に、譜代筆頭として背負った使命とその変遷を描く。

毛利家 萩藩
根本みなみ著 発売中 208頁 978-4-642-06882-6
幕末に倒幕の中心となった萩藩毛利家。関ヶ原の敗戦で領地を失いながら、いかに家を存続させたのか。一大名としての役割、将軍家との縁組や分家統制、藩祖元就への崇拝など、〝太平の世〟を生き抜いた実像に迫る。

【続刊】
島津家 薩摩藩
佐藤宏之著 978-4-642-06883-3



【シリーズ特色】

地域支配の代表的存在であった「大名家」をキーワードに、新たな江戸時代像の構築を目指す画期的シリーズ

徳川将軍家を総論巻とし、幕藩体制とその特質について概説。各巻で代表的な大名家・藩を取り上げ、「家」の組織経営の実態に迫り豊かな近世社会像を描く全巻構成

各大名家の研究を専門とする最適な執筆者が、地域を形づくった文化や産業にも注目しながら、時代の流れとともに各大名家をわかりやすく解説

中世からの連続面(庶家の分離独立・本分家の創出・系図・武家儀礼・先祖崇拝など)と、幕藩体制のなかでの新しい側面(殿中儀礼・御目見・参勤交代・留守居など)にも着目

学校・公共図書館、博物館、研究機関はもちろん、江戸時代の社会や地域の歴史を知りたい、学びたい方から、教員、郷土史研究家まで幅広くおすすめ

本文の理解を深める図版・系図などを多数掲載。大名家に因んだコラムも充実。巻末には藩主一覧・年表を付す

推薦します
門井慶喜(作家)
高野信治(九州大学名誉教授)
※敬称略、50音順

 

 



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