豊かで多様な〈近世〉のすがた。最新の研究成果から、その全体像をわかりやすく描く!日本近世史を見通す
全7巻 刊行中!
A5判・並製・カバー装・平均224頁
定価各3080円(10%税込)近世とはいかなる時代だったのか。多様で豊かな研究成果を、各分野の第一線で活躍する気鋭の研究者が結集して、その到達点を分かりやすく描き出す。国際交流の視点も交え織豊期~幕末まで歴史の流れに迫る通史編、地域・身分・宗教・思想・文化を論じたテーマ編、そして各巻の編者たちによる討論巻からなる充実の編成で、新たな近世史像へ誘う。
【全7巻の構成】①
列島の平和と統合 ―近世前期―
牧原成征・村 和明編
978-4-642-06884-0 第1回配本・発売中戦国乱世から太平の世へ、いかにして平和が実現され、列島が統合されたのか。国際交易とキリスト教政策、幕府と藩、武家と朝廷の関係、北方や琉球などを視野に収め、徳川四代家綱期までをグローバルな視点で描き出す。
②
伝統と改革の時代 ―近世中期―
村 和明・吉村雅美編
978-4-642-06885-7 第5回配本・23年12月発売③
体制危機の到来 ―近世後期―
荒木裕行・小野 将編
978-4-642-06886-4 第6回配本・24年1月発売④
地域からみる近世社会岩淵令治・志村 洋編
978-4-642-06887-1 第4回配本・23年11月発売
近世の村と町は、いかに形成され、変化したのか。都市の開発、労働力の奪い合い、在方町の行財政、多様な生業に支えられた人びとの生活、江戸の町を舞台とした諸身分の交錯など、地域社会と権力のあり方を解き明かす。⑤
身分社会の生き方多和田雅保・牧原成征編
978-4-642-06888-8 第3回配本・発売中
現代とは異なる身分社会で人びとはどう生きたのか。領主と百姓の相克、武士と町人の交流、モノやカネの動き。芸を身につけ、債務に苦しみながら、様々な集団やつながりに依拠して懸命に生きた人びとの姿を描き出す。⑥
宗教・思想・文化上野大輔・小林准士編
978-4-642-06889-5 第2回配本・発売中江戸時代の多彩な文化は、人びとの生活や思想にいかに反映されたのか。寺社・学問・医療・旅・文芸・出版物などをめぐる新たな潮流を生み出し、受けいれた社会に光をあて、身分と地域を超えた人びとの営みを描く。
⑦
近世史の課題 ―討論―(仮題)
小野 将ほか編
978-4-642-06890-1
【シリーズの特色】◆時代や対象ごとに個別に深められていた学界の成果を紡ぎ直し、近世という時代をみる視角の総合化を目指すシリーズ
◆1~3巻は前期・中期・後期からなる「通史編」、4~6巻は地域社会・身分論・文化史全般からなる「テーマ編」として、近世史の流れと各分野の研究の最先端を整理したうえで、7巻でまとめの討論を行うラインナップ
◆第一線で活躍する気鋭の研究者を執筆陣に揃え、近世史研究の過去、現在、そして新たな視角と今後の展望を描き出す
◆近世のなかでも各時代の違いと特徴に着目し、かつそれぞれの時期における政治・経済・文化の展開にも目配り。タテ(時間軸)・ヨコ(社会の様相)双方向を意識した叙述
◆学校・公共図書館、博物館、研究機関はもちろん、織豊政権・江戸時代・幕末を知りたい、学びたい方には座右必携。わかりやすい記述で歴史の学び直しにも最適
★推薦します高埜利彦(学習院大学名誉教授)
松本幸四郎(歌舞伎俳優)
※50音順、敬称略
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