年6冊刊行

~『本郷』ってどんな雑誌?~
<連載コーナーの紹介>

◆ ミュージアム・コレクション…
全国の美術館・博物館が所蔵する古今東西の名品を、学芸員の解説とともに紹介する本誌自慢の「誌上ギャラリー(展覧会)」。臨場感あふれる表紙のカラー部分図も、圧倒的な迫力でビジュアル効果を高めています。
◆百話百言…
日本史学界の碩学による巻頭エッセイ。人の世の酸いも甘いも噛み分けた先達ならではの滋味あふれる筆致は、時に人情の機微を描き、また返す刀で舌鋒鋭く社会の闇を裁ちます。
◆〈文化財〉取材日記…
新聞やニュースを賑わす文化財!新しい発掘が歴史を塗り替えることも。そんな報道の最前線に立つ記者の視点から、文化財をめぐる問題点や現状などを聞かせていただきます。迫真のレポートをお楽しみに。
◆江戸東京今昔めぐり…
東京に残る江戸時代の痕跡を訪ね、その魅力を絵で伝える新コーナー。コーディネーター役は、やわらかなタッチで精密に事物を描く、独自のルポイラストで人気沸騰中のモリナガ・ヨウさん。毎号はどんな発見と江戸の姿が浮かび上がるのか、乞うご期待!
◆歴史地震をまなぶ…
日本史のなかで、地震は倒壊や火災、津波の被害をともない、くりかえし人々を襲いました。平成の時代にもいくつもの大地震が起き、震災への備えは切実さを増しています。この連載では、歴史学と地震学、2つの分野から、日本史上の災害にアプローチ。歴史地震がより身近になるよう、最先端の分析で迫ります。
◆歴史のヒーロー・ヒロイン…
各界で活躍する有名人 が、歴史上の人物にたくし、自分の思いや夢を語り尽くします。こんな人がこんな人物を…?!選ぶ人の人となりがしのばれる人選、予想もしなかった人選など、興味津津です。
◆BOOK STREET(編集者の眼)…
担当編集者自らが刊行図書を紹介する注目のコーナー。著者にもっとも近い立場にいる担当者ならではの、ツボをおさえた読みどころの指摘は、きっと読者の皆さんの参考になるはずです。

この他にも、新刊の著者や文化人による、書き下ろしエッセイを、多数掲載しております。

№ 168(2023年11月)の内容

ミュージアム・コレクション
サカマタ鯨図
高野長英 文政年間
紙本墨彩・掛幅装 30×42cm
(奥州市立高野長英記念館・岩手県奥州市)

長崎での高野長英と鯨
及川 彩
(奥州市立高野長英記念館学芸調査員)

百話百言 
「吉田の火祭」
北原 糸子(日本災害史)

『日本近世史を見通す』刊行に寄せて

日本近世史を見通したい!
小野 将(日本近世史)

近世前期の政治とは何か?
牧原 成征(日本近世史)

宗教・思想・文化への向き合い方
上野 大輔(日本近世史)

洲浜の庭を創りだす船
橋本 麻里
(小田原文化財団甘橘山美術館準備室長)

〈文化財〉取材日記
幻の愛知県博物館
宮崎 正嗣
(中日新聞文化芸能部記者)

隅田川・浅草寺見物を楽しむ公家たち
田中 暁龍(日本近世史)

江戸東京今昔めぐり
第43回 古代東海道と立石⑤
モリナガ・ヨウ (イラストレーター)

昭和女子大学連携プロジェクト
「学生編集者の挑戦」2
猫の手招きで救われたお殿様!?

歴史地震をまなぶ
第10回
一六世紀の浅間山の噴火
片桐 昭彦(日本中世史)

歴史のヒーロー・ヒロイン
トーマス・グラバー
グラバー園の門柱が語るもの
橘 玲(作家)

中世の結節点に立つ武田一族
西川 広平(日本中世史)
年6回 1・3・5・7・9・11月1日発行

PR誌 『本郷』

№ 168(2023年11月)

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