歴史学を中心とする、人文図書の出版
古代人は雪といかに向き合ったか。雪山作りを楽しむ貴族、大雪で建物が倒壊する北国など、雪を通して古代の暮らしを描く初の試み。
役人を養成する大学や後宮に勤める女性官人、勤務評価や休暇の実態はいかなるものだったのか。様々なトピックから、都の日常を再現。
なぜ渤海と日本の友好関係はつづいたのか。王位継承や統治機構の実態などを多角的な視点で解明。近代の渤海史研究の歩みにも着目。
唐の律令格式の伝来や日本での編纂過程を『令集解』や敦煌文書などに基づき解明。日唐間の情報伝播や日本社会と法との関わりも考察。
王宮・王都のみならず、王宮関連遺跡、古代寺院、古墳墓の構造変化を読み解く。考古学の成果から「日本国誕生」の過程を解き明かす。
藤原式家の嫡男。突如大宰府に左遷され、聖武天皇を批判し蜂起するも敗死。奈良時代最大規模の内乱の首謀者となった生涯に迫る。
乙巳の変の後、中大兄皇子と中臣鎌足の動向から何が読み取れるのか。既存の文献と出土文字資料を総合し倭国内外の実態を詳解する。
道路技術者が、高速道路ルートとの類似性に注目。駅家の位置など、古代道路の全貌を解明した名著を新装復刊。東国三道をゆく。
道幅12メートル、全長6300キロに及ぶ古代道路全線の駅路と駅家を網羅した完結編を新装復刊。西国四道をゆく。
渤海・高麗との交流や渡海巡礼僧の動向からみた宋との関係を追究。日本朝廷の“外交”と背後の国際的環境に新たな視座を確立する。
諸領域からの文書研究の促進を図る正倉院文書研究会による待望の論文集。
古代日本で中央と地方を結ぶために整備された道と、早馬の中継地として設置された駅。その役割の変化をわかりやすく描く通史。
古代の東北地方は一国史の枠には収まらない歴史的環境にあった。古代国家が東北支配に用いた手段を、国家の辺境政策から説き起こす。
空也と源信、密教修法、霊場参詣勧進と末法思想など摂関・院政期の時代観・末法観を解明し、新たな平安仏教史研究の指針を示す。
縄文時代から南北朝期まで、音楽とその制度の変遷をたどる。平安時代の殿上人と民衆の音楽、鎌倉幕府と雅楽などを追究する。