歴史学を中心とする、人文図書の出版
蔵人所の実態を記した唯一の史料。中世の孤本・金沢文庫本を忠実に翻刻し、詳細な解説と索引を付す。歴史学・国文学研究に必備の書。
郡代・代官所の機構や役人の構成が一目して明らかな、「県令集覧」11冊を校訂・翻刻。天領支配の実態を知ることができる貴重史料。
勘定所の役職名や職員名を記した「会計便覧」8冊を校訂・翻刻。勘定所の支配組織の実態を知ることができる幕政史研究上の貴重史料。
寛保から明治まで120有余年にわたる連年の明細記録。本冊には天保15年(1844)・弘化3年(1846)の記録を収める。
実資たち小野宮家は、いよいよ『小右記』を使用した部類記の作成を開始。実資薨去により計画は頓挫し、日記も幕を閉じた。
儀制編践祚・即位の第二冊。第二章 践祚儀と第三章 即位礼前の諸儀を収める。各節に解説を掲げ、史料に頭書を付す。
豪商三井が三都の店舗で収集・調査した情報記録『聞書』の第2巻。幕府の事件や政策、火事と自然災害、文化・風刺などを収録する。
自然災害と疫病・飢饉などが多発した時代。地域社会の力に依拠しながら復興を模索した熊本藩の危機管理を、121点から解明する。
奈良~大正時代作成の全国1200に及ぶ鐘銘を、豊富な写真と詳細な解説とともに集録。姉妹編『日本の梵鐘(新装版)』と対照可能。
既刊7冊に未収録の編年文書380点と、年次未詳の文書686点を収録。ここに総計6938点の秀吉文書の全貌が明らかとなる。
元禄時代、243の大名の略歴、藩主の行跡・批評などを列挙した大名評判記。作者や目的は不明だが中小諸藩も論評した貴重な文献。
道長は最期の時を迎える。容態の情報収集に余念のない実資は、道長の死にいかなる感慨を懐いたか。関白頼通にとって新時代が始まる。
寛保から明治まで120有余年にわたる連年の明細記録。思想・宗教・文化・芸能・政治・経済・社会等を知る貴重な文献。
実資は鍾愛した女、千古の婚姻をめぐって奔走するが、道長男長家との婚儀は、公卿の思惑もあり頓挫。千古は後に藤原兼頼と結婚する。
代替りや財政難などの非常時に身分を超え提出された上申書55点を収録。これらは藩政を立て直す策となり、改革の足掛かりとなった。