歴史学を中心とする、人文図書の出版
ジャンルをさらに絞り込む
豊臣秀吉の第一位の妻。秀吉の関白就任後は「北政所」の名に恥じない役割を果たし、浅井茶々と豊臣家の存続に尽力した生涯。
上州山中領を舞台に自然環境に対する人間の営みを問う。山地での林野利用の特性や幕府の御巣鷹山・御林の支配体制などを究明する。
偉人として顕彰される陰で、負の側面は看過されてきた松陰。思想形成や言動を冷静に捉えて歴史のなかに位置づけ、短い生涯をたどる。
発掘調査成果と文献史料・絵画史料を駆使し、城と城下の景観にアプローチ。北条氏の志向性から難攻不落と呼ばれた真相を解明する。
王宮・王都のみならず、王宮関連遺跡、古代寺院、古墳墓の構造変化を読み解く。考古学の成果から「日本国誕生」の過程を解き明かす。
道路技術者が、高速道路ルートとの類似性に注目。駅家の位置など、古代道路の全貌を解明した名著を新装復刊。東国三道をゆく。
道幅12メートル、全長6300キロに及ぶ古代道路全線の駅路と駅家を網羅した完結編を新装復刊。西国四道をゆく。
御家騒動や飢饉など度重なる困難に見舞われた一方、数々の試練は平和で近代的な社会システムの芽を育んだ。仙台伊達家の近世を描く。
中近世移行期の山野は地震・水害が頻発した。資源の調達・利用や災害への対応を追究し、自然環境と人間との関係を再考する。
佐賀城・名護屋城・原城…。佐賀・長崎の各県から精選した名城68を、豊富な図版を交えてわかりやすく紹介。シリーズ九州編完結。
鎌倉前期の有力御家人。執権泰時と新体制を支え朝幕関係の要として朝廷から頼りにされた。『吾妻鏡』に史料批判を加え、実像に迫る。
鎌倉中期成立以降の称名寺の推移、金沢文庫文書の管理形態を解明し、金沢氏による支配関係や寺院の組織と運営などを考察する。
古代の東北地方は一国史の枠には収まらない歴史的環境にあった。古代国家が東北支配に用いた手段を、国家の辺境政策から説き起こす。
従来空白であった平安期南都仏教の動向を追究する。叡尊の宗教活動とともに、鎌倉期南都仏教の史的意義の鮮明化をめざす。
古代国家にとって蝦夷はどんな存在だったのか。蝦夷の反乱とその歴史的意義から、古代東北の城柵、郡編成など国家の蝦夷政策を追究。