歴史学を中心とする、人文図書の出版
ジャンルをさらに絞り込む
上州山中領を舞台に自然環境に対する人間の営みを問う。山地での林野利用の特性や幕府の御巣鷹山・御林の支配体制などを究明する。
発掘調査成果と文献史料・絵画史料を駆使し、城と城下の景観にアプローチ。北条氏の志向性から難攻不落と呼ばれた真相を解明する。
鎌倉前期の有力御家人。執権泰時と新体制を支え朝幕関係の要として朝廷から頼りにされた。『吾妻鏡』に史料批判を加え、実像に迫る。
鎌倉中期成立以降の称名寺の推移、金沢文庫文書の管理形態を解明し、金沢氏による支配関係や寺院の組織と運営などを考察する。
徳川家康が入国したころの江戸は、どのような姿をしていたのか。いまだ不明な点が多いその様相を、地形環境や遺構群を素材に描く。
神田上水・玉川上水・下水網…。文献や絵画、発掘調査から大規模な江戸の上水・下水を紹介。大都市を支えた水のネットワークを探る。
高い生産力を発揮した江戸近郊の山間地域。「山」利用の実態、林業を支える村構造を考察。商品経済的な林業の成立中心に特徴を解明。
鎌倉に残った頼朝と上洛した義仲。反平家の兵を挙げた両雄は異なる路線を進み、対決に至る。彼らをとりまく諸勢力の動向を描く。
寛保から明治まで120有余年にわたる連年の明細記録。本冊には天保15年(1844)・弘化3年(1846)の記録を収める。
日本有数の温泉地箱根「仙石原」の開発には、渋沢のほか多くのアクターが関与していた。財閥資本と箱根開発の連関の様相を解明する。
弥生中期の南関東で本格的な水稲農耕がなぜ開始したか。水稲農耕受容と東アジアの交易ネットワークの実態から列島社会の変化を解明。
豊富な写真で150年のあゆみから現在の活動までを紹介し、収蔵品とともに館内を案内。文化財の大切さを学び博物館の魅力に迫る。
「都市計画に基づく難攻不落の武士の都」という鎌倉のイメージは正しいのか。御家人の暮らしなどから中世の鎌倉の実像に迫る。
風船爆弾・スパイ用兵器…。戦争に動員された科学者たちの姿から、日本陸軍の謀略戦・秘密戦の実態や戦争と科学の関係を描く。
「貧困」が当り前の時代から、「貧困」を隠蔽する社会へ。江戸・東京を舞台に、2つの時代の連続と非連続を問い直す。