歴史学を中心とする、人文図書の出版
人はなぜ「落書き」するのか。その文字に込められた思いとは。山形県の若松寺観音堂などの「落書き」から読み解く、こころの世界。
藤原氏の始祖、仏教者の理想にして武威の象徴。肖像画・彫刻、現代アート…。無限に増幅する歴史的イメージに迫るあたらしい人物史。
無名の人物が貫いた純愛、異性間に限らない恋心、道ならぬ恋が生んだ悲劇…。天皇から庶民まで日本史のなかの恋愛エピソードを紹介。
日本史初学者に向け、辞典や年表、史料の注釈書の特徴と活用方法を平易に解説。データベース活用法も交え、広く役立つガイドブック。
時代劇に見える女性や武士の装い、合戦シーンを、永年ドラマの風俗考証に携わってきた著者が、豊富な図版を用いて平易に解説する。
日本人は物をどう数えてきたか。一匹、一双、一ケース。その源流から様式・作法、各地の方言まで、数の歴史がわかる数え方事典。
中世の金沢文庫、豊臣秀次・徳川家康・近世大名や文人の収書、近代の安田文庫や好事家の収集と現代に到るその蔵書の歴史をたどる。
里のフォークロアに海・山・都市を交えた新しい民俗文化論が叫ばれている。豊富なトピックを上げ新視点を提示する。
身分と差別を生み出した歴史の原点にかえり、卑しい身分とされた人々が何故に差別されることになったか、天皇制や宗教思想等から解明
教科書の現在を知るために、旧石器から平成まで46のテーマを設定し、記述の変化とその根拠となる研究の進展を教科書の専門家が解説
民俗学の現状に警鐘を鳴らす問題提起の書。民俗学・歴史学のみならず、民族学・文化人類学を志す人びとの必読書。
中世に造られ各地に残る、層塔・石仏・五輪塔…。その造立の背景にあった人間と異界・死者・神仏が複雑に織り成すストーリーを描く。
専門の中世史にとどまらず、郷里長崎の回想、反戦の立場から最近の動向への警鐘など、厳しくかつユーモラスな筆致のエッセー集。
戦前の日本史学界を牽引した大歴史家! 没後70年、甥で古代史研究者の黒板伸夫と歴史小説家の永井路子が語る、知られざる実像。
篤姫と大奥、龍馬の実像などをドラマ制作のエピソードを交えて描き、時代劇に歴史学が果たすべき役割と、時代考証の重要性を説く。