歴史学を中心とする、人文図書の出版
盧溝橋事件後、日中和平の実現をめざした外交官や軍人、民間人の考えや行動を数々の記録から追跡。軍事紛争の知られざる側面を解明。
古代から近世の日中交流を系統的かつ概括的に描く。遣隋使・遣唐使、往来した僧侶や船舶の一覧表などを収載し、基礎資料として必備。
和鐘に比べて僅少な朝鮮鐘の装飾や銘文、法量などのデータを豊富な図版とともに解説。『日本の梵鐘』『日本古鐘銘集成』に続く名著。
なぜ渤海と日本の友好関係はつづいたのか。王位継承や統治機構の実態などを多角的な視点で解明。近代の渤海史研究の歩みにも着目。
日本布教ののち中国開教を目指した試みについて、その発端から急死により終了に至る経過と周囲の環境、ザビエルの最期の状況を解明。
稲荷山古墳鉄剣銘や唐代の墓誌銘など日本・朝鮮・中国の金石文資料から、それぞれの歴史の実相に迫る。鮮明な写真や拓本を多数収載。
支配体制の特質を、政治制度などの統合意識、領域内諸種族の存在・活動様態から考察。徹底した史料批判で国内事情の視角から解明。
現代に残された朝鮮古代史料の研究史や調査・保存状況に言及し分析。その成果から朝鮮半島を主舞台にした古代東アジアの実像に迫る。
青銅器・古玉器研究の権威が、玉器の材料や加工技術、名称や用法を余すところなく記述。各時代の玉器文化を懇切に説いた大著を復刊。
古典中の名称との同定、至高神の象徴としての性格、王朝の統治機構中での役割を解明。古代中国の精神と信仰にせまる名著を新装復刊。
エリート満鉄職員、一攫千金を夢見た商人…。彼らの喜怒哀楽を描き、「満洲史のなかの日本人」という観点から暮らしを復元する。
帝国は感染症の流行にどう対応したのか。20世紀にいたる東南アジア医療史をたどり、病と健康の歴史をグローバルな視点で解明する。
『続日本紀』などの文献史料と考古資料を駆使し、赤木・ヤコウガイなどの交易物から、謎につつまれた古代琉球列島の全貌に迫る!
地域の様相を復原し、領主や国家との関係を再検討。東アジア規模で広がる人・物の流れを解明する。地域史研究の新たな可能性の提起。
日本の対隋唐・新羅・渤海の対外関係を、外交文書(国書)と外交儀礼(賓礼)から分析。東アジアの国際秩序に古代日本を位置づける。