歴史学を中心とする、人文図書の出版
道路技術者が、高速道路ルートとの類似性に注目。駅家の位置など、古代道路の全貌を解明した名著を新装復刊。東国三道をゆく。
「惣無事」「洞」を主題に、東国の政治秩序の新たな枠組みを描く。秀吉の東国地域の編成過程などを追究し、政権の内部構造を解明。
ヤマト勢力にとって東国はどんな存在だったのか。独自色が強い東海・関東の古墳から、東日本の政治連合の形成など古代史の謎に迫る。
宗教者集団の仏教諸宗派と大名・領主との関係や、地域社会に受容されていった過程などを解明。固有信仰の実態について論究する。
7世紀の畿内系の瓦の編年を行い東国の古代寺院の創建年代・状況を検討。文献史料から8世紀以降の寺院創建や併合令の実態を考える。
後進的とされた社会像を近年の発掘成果などから覆す。倭王権の一翼を担い、独自の文化構造を成立させた地域経営の実態に迫る。
室町幕府は、なぜ反発を繰り返す鎌倉公方を代々任じ続けたのか。南北朝内乱の中で、鎌倉府権力が確立に至る過程を解明する。
織田信長と豊臣秀吉、両者の全国統一過程に東国がいかに関係したのか。関東・奥羽の領主の動向を追究し、新たな戦国時代史像を構築。
千基以上の石塔を集録。形態や分布から各地域の特徴を解明し、全容に迫る。資料として、種類別、成立年代順の東国石塔一覧を付す。
野蛮で文化水準も低いとされた東国へ身を投じた貴族、北畠親房。有力豪族の動向等から親房と東国武士にとっての南北朝動乱を探る。
資料が乏しくつかみにくい中世の幹線道路=〈大道〉の実像に迫る。「かまくらかいどう」に代表される従来の古道観の克服を試みる。
「兵(つわもの)」誕生と勢力拡大の背景を、事件などから探る。〈関東〉としての自立に目覚め、古代社会の終焉に向かうさまを描く。
中世前期の武士は土着イメージが強いが、実際は列島を広く移動した。様々な情報を得て果敢に活動の空間を広げた武士たちの姿に迫る。
卓越した軍事力を誇った坂東は、ヤマト王権から特殊な位置づけを与えられた。信仰や交通・交流、東北との関係から多面的に蘇らせる。
古墳の立地・規模・出土品などから、社会のあり方や変化、朝鮮半島との交流、豪族たちの実像を読み解き、東国古墳社会の実態に迫る。