歴史学を中心とする、人文図書の出版
両県から精選した名城67を、豊富な図版を交えてわかりやすく紹介する九州編第2弾。詳細かつ正確な解説とデータは城探訪に最適。
自然災害と疫病・飢饉などが多発した時代。地域社会の力に依拠しながら復興を模索した熊本藩の危機管理を、121点から解明する。
代替りや財政難などの非常時に身分を超え提出された上申書55点を収録。これらは藩政を立て直す策となり、改革の足掛かりとなった。
熊本藩を比較軸に知行制・藩政・軍事などの共同研究を行い、得られた知見と論点を提示。「比較藩研究」の手法から今後へ展望を示す。
筆頭家老松井康之と息子興長が細川家存続に与えた影響とは。主家の存続を第一義とし、藩政の維持・発展のため力を尽くした姿を描く。
郡代、惣庄屋、会所役人、村庄屋など、行政関係者の職掌を解明。徴税、土地管理、窮民救済などの公共的な機能を担った様子を描く。
蜂起の様子や大名同士の連携、激しい交戦の様子、戦後の地域復興などを収録。近世史・日本キリスト教史研究に必備の史料集。
近世中後期の「職制」(職制機構図)と「条目」(服務規程)を図版編と翻刻編に分け収録。解説編も収め、巻末に収録史料目録を付す。
細川家熊本藩主の初代忠利は、「天下泰平」への変革期にいかに育ち、統治者として自己形成していったか。その歴史的使命を探る。
考古学的に西南戦争を探究した初めての書。当時の主要小銃・弾薬などの遺物や九州各地の陣地の遺構から両軍の兵力・装備を追究する。
軍陣の作法、太刀・鎧の製法…。大名家の体面や格式、儀式行事のために必須の知識として蓄積された故実資料132点をカラーで収載。
「江戸幕府の成立と領国支配」をテーマに、細川家伝来の膨大な資料から、合戦絵図、国絵図など203点を精選しオールカラーで掲載。
藩政改革でも知られる上杉鷹山と細川重賢は、なぜ明君となりえたのか。その創出過程を家臣の著作や近世の学問と知識から探る意欲作。
3代目忠利が家督継承した元和7年以降の発給文書・裁可文書と家臣団起請文261点を収録。行政システムの整序・確立過程を示す。
中・近世屈指の大名家に伝来する最大級の資料群 細川家の政治活動と伝統文化を知る待望の第二冊!