歴史学を中心とする、人文図書の出版
吉祥とされた意匠から当時の社会的背景や時代性を読み解く。真実を覆い隠した姿を解明し、近代史・美術史の中に位置付ける。
平安末期の武士の衣服「袖細」は「直垂」へと進化する。武士たちは服装の制度をどう定めたのか。有識故実と絵画史料から実態に迫る。
絵巻や肖像画を精査し、公武服制の展開、儀式と服装の関係、貴族の乗り物や行列などの実態を解明。新たな有職故実の構築を目指す。
装いや言動、恋愛や結婚は何を示し、人々はいかに受け止めたか。威光と親しみやすさを共存させてきた歴史や、気高い生き方を考える。
武士は公家に対抗し、秩序としていかなる服飾体系を築いたか。絵巻と日記類の記述を考察。中世服飾史上の大転換を論じた意欲作。
和装から洋装へという明治国家の新しい服制は、どう創設されたか。服制の変化と近代天皇制を支えた華族階層の役割意識の違いを検討。
南蛮服の渡来、江戸の紅毛服、明治のハイカラ、大正のモダニズム、昭和の市民洋装…。豊富な写真で詳説した画期的大著の新装版。
人はなぜ衣服を着るのか? 縄文時代から現代まで、あらゆる人々の服装や流行などを最新の研究成果でたどる。魅力的で新しい衣服史。