歴史学を中心とする、人文図書の出版
言論の独立と政治、言論の独立と経営という難問との葛藤の歴史を辿った国民新聞。その軌跡を辿り日本ジャーナリズムの一断面を解明。
関東大震災後、朝日・毎日両新聞社の寡占体制となる。活版印刷が消えてインターネットが始まった現代までの歴史を明らかにする。
明治新政権のメディア政策により報道新聞がつくられた。メディアの役割形成、政府による統制など、第一次世界大戦までの歴史を描く。
『愛染かつら』の公開時、映画の役割をめぐり一大論争が起こった。〝国策映画〟が推奨された時代、人々はどんな映画を求めていたか。
写真報道の開化期だった明治時代、戦争の一瞬を切り取った「報道写真」は、何を記録し伝えたのか。写真ジャーナリズムの役割を探る。
明治前半期の天才的ジャーナリスト。非凡の才能を抱きながら世に容れられぬ生涯を如実に描く。
わが国最初の新聞発刊者。13歳で漂流渡米し受洗帰化。帰国後開国日本に寄与した浜田彦蔵異色伝。
厳しい報道規制のなかで、地元新聞社の果たした役割を考察。防災教育の促進と意識の向上を呼びかける。注目作を新装復刊。
大名屋敷や寺社を尋ねる当時必須の手引=江戸切絵図。大江戸300年のロングセラーに込められた、知恵と技術を尽した創意と工夫。
中世の金沢文庫、豊臣秀次・徳川家康・近世大名や文人の収書、近代の安田文庫や好事家の収集と現代に到るその蔵書の歴史をたどる。
書物をこよなく愛した日本研究家フランク・ホーレー。戦争で接収された書物の奪還に奮闘した生涯と、知られざる「宝玲文庫」の世界。
連日新聞を賑わす文化財報道のあり方とは?旧石器遺跡捏造事件、聖嶽洞穴問題。ジャーナリストが報道の倫理と社会的意義を問う!
出版業が存在しない中世に、人は書物をどう入手していたか。書物の伝播・普及と権力との結びつきを解明。威信財としての機能に言及。
1837年の電信機発明から現代まで、マスコミ関連会社の発足やメディアをめぐる事件、技術革新、映画・文学作品を年表で掲載。
ラジオ放送は開始と同時に政府の統制下に置かれた。原爆など不都合な情報を秘され、政府に従う国民。情報操作に果たした役割を解明。