歴史学を中心とする、人文図書の出版
佐賀城・名護屋城・原城…。佐賀・長崎の各県から精選した名城68を、豊富な図版を交えてわかりやすく紹介。シリーズ九州編完結。
平戸・長崎のオランダ商館貿易の実態を、アジア貿易に果たした役割の視点より追究。小判・銅・砂糖などの、量から質への変化を解明。
領国支配に苦悩しつつ宣教師より洗礼を受けた、日本最初のキリシタン大名。天正遣欧使節を派遣し、長崎発展の礎を築いた生涯を描く。
鎖国下に西欧科学を伝え、広く日本を世界に紹介。スパイ嫌疑で国外追放になるなど多難の生涯を描き、功業の史的意義を解き明かす。
徳川幕府は朝鮮との交渉を対馬藩に委ねた。日朝間の諸問題はいかに解決されたのか、最前線における通詞たちの活動から考察する。
初めて西洋砲術を修め、攘夷論渦巻くさなか、率先して洋式兵制の採用と開国の要を唱道した先覚者の伝。
本名は鄭成功、母は平戸の日本女性。国姓朱氏を賜わり、抗清復明の義挙に生涯を捧げた混血快漢の伝。
蜂起の様子や大名同士の連携、激しい交戦の様子、戦後の地域復興などを収録。近世史・日本キリスト教史研究に必備の史料集。
幕府を震撼させたキリシタンの武力蜂起「島原天草一揆」。経済闘争か、宗教戦争かの問いに問題はないのか。一揆の歴史的意義を探る。
阿蘭陀通詞に関する総合的研究書。通詞の組織、蘭学発達に果した役割等、日蘭双方の新史料を博捜して解明した。
元寇船が発見された長崎県の鷹島海底遺跡。遺物探査や実測作業などはいかに行われたか。試行錯誤で進められた調査過程を紹介する。
貿易都市長崎の変容を、対外関係業務の変質、長崎奉行の組織改革、港内警衛体制再編など「現場」レヴェルの視角で追究する。
日朝関係の展開過程を、対馬島宗氏の領国支配の形成史との関連で論究。事実関係の解明と、従来の諸説の批判・訂正を試みる。
明治6年、キリシタン禁制の高札が撤去された。明治初年の大弾圧―浦上キリシタン流配事件を通して、政治と宗教の問題を考える。
古来、国際的事件の舞台になった対馬。歴代当主の治世を辿り、朝鮮との外交・貿易の基本的な枠組みや、領国経営の実態に迫る。