歴史学を中心とする、人文図書の出版
王宮・王都のみならず、王宮関連遺跡、古代寺院、古墳墓の構造変化を読み解く。考古学の成果から「日本国誕生」の過程を解き明かす。
従来空白であった平安期南都仏教の動向を追究する。叡尊の宗教活動とともに、鎌倉期南都仏教の史的意義の鮮明化をめざす。
食堂院跡から見つかった遺構や遺物を科学分析も取り入れ徹底調査。魚肉は食べないとされた定説に再考を提起し、未解明の課題に挑む。
これまで寺院史料を中心に行われてきた中世奈良の研究を、考古的成果をもとに俯瞰的に再構築。あわせて中世宗教都市の実像を解明。
両古墳が造られた時代の背景を、持統天皇と唐の武則天の二人の女帝を通して考察。新旧の時代の要素が混在する古墳の謎に迫る。
唐より渡来した鑑真と弟子たちが造立した、唐招提寺伝存の諸像の意義や目的などを検討。彼らがもたらした授戒と美術の様相に迫る。
聖武天皇が造営した東大寺の創建当初の面影は、今日どれほど残っているのか。文献・絵画資料と最新の発掘調査の成果から実像に迫る。
古代の大寺から中世的都市寺院を経て今日にいたるその歴史と文化財をわかりやすく解説した講演を集成。コラムも多数収録する。
ゆかりの文化財を豊富な写真で収載。国家的大寺院から中世以来の都市寺院へと、「二つの顔」をもつ歴史をビジュアルに紹介する。
飛鳥・白鳳期の25寺院跡などを、考古学の成果と『日本書紀』をふまえ紹介。寺院跡の所在地と瓦類から、有力氏族相互の実態に言及。
木簡を素材に王家の家政機関、御田・御薗経営、具体的生活相等の問題を究明し、二条大路木簡にも論及。王邸関連論文目録などを付載。
建築は基本的知識がないと美や良さを理解し難い。基礎用語と建物の構造を平易に解説した、鑑賞のための入門書。建築用語索引を付す。
葛城や飛鳥の古墳、王宮跡など30遺跡を新説とともに紹介。考古学の研究成果に「記紀」などの記述をふまえ、新たな古代世界を描く。
わが国最古の寺院に関する史料を、古代から近代まで寺内外から蒐集網羅し、未刊史料多数を加え編年収載した日本史研究の基礎文献。