歴史学を中心とする、人文図書の出版
豊臣秀吉の第一位の妻。秀吉の関白就任後は「北政所」の名に恥じない役割を果たし、浅井茶々と豊臣家の存続に尽力した生涯。
発掘成果から難波宮の全貌と問題点を解明。 前後に隔絶した規模と構造をもつ前期難波宮が、孝徳朝の難波長柄豊碕宮だと論じる。
様々な身分集団が重層的に活動した近世都市・大坂。都市法の整備、茶屋株と都市開発、かわた村の商人の活動を、独自の視点から追究。
豪商三井が三都の店舗で収集・調査した情報記録『聞書』の第2巻。幕府の事件や政策、火事と自然災害、文化・風刺などを収録する。
大阪随一の富豪鴻池歴代の事歴とその財閥成長の過程を、豊富な未公開資料を駆使して鮮やかに解き明かす。
僧侶の身で深く古典を究め、文献学的方法を確立して国学の先駆となる。その生涯と不朽の学績を描く。
蘭学草創期に京都に蘭方医学を唱道し、解体十余度、その技匹敵する者なしと謳われた先覚者。蘭学者間の文化交流などの実体を描く。
文化人との交流や、茶の湯や美術品への造詣、美術館開設などのエピソードから、ひたすらに料理に打ち込んだ生き方と人となりに迫る。
被疑者や関係者の供述、判決など多数の史料を翻刻。大塩平八郎らの捜査で「キリシタン集団」の発覚に発展した事件の全容を解説する。
カフェ、ダンスホール。店頭のショウインドーと煌めくネオンサイン。20世紀初頭の盛り場のモダニズムとその「時代の気分」を描く。
天下人らと渡り合い、戦国を生き抜いた真田一族。弱小氏族から大名へといかに成長したのか。上田を訪ね、上田合戦と大坂の陣に迫る。
大坂除痘館設立、種痘の普及、コレラの治療法研究、適塾の主宰…。“道のため、人のため”を使命とした、江戸後期の蘭医学・教育者!
豊臣氏滅亡後、大坂は町人の町となった。“水の都”の構造、盛り場の誕生、経済活動、強靱な町人意識、文化人など商都の魅力に迫る。
飯盛山城・三木城・竹田城・和歌山城…。訪れる者を魅了する中世城館跡。最新の発掘成果に文献による裏付けを加え、名城79を紹介。
「大化の改新」の重要人物ここに眠る!? 貴重なX線写真から浮かびあがる被葬者とその時代を探り、阿武山古墳の真の被葬者に迫る。