歴史学を中心とする、人文図書の出版
御家騒動や飢饉など度重なる困難に見舞われた一方、数々の試練は平和で近代的な社会システムの芽を育んだ。仙台伊達家の近世を描く。
生家を離れ、単身武家へ奉公に出た奥女中の働きやキャリア形成、老後の待遇に迫る。職務に生涯をかけた姿に働くことの意味を問う。
仙台藩の存亡を2度も揺るがした伊達騒動。新出史料を交えて事件の経緯を忠実に復元。騒動論の変遷もふまえた全史の解明に挑む。
大崎氏の権力構造、伊達・蘆名氏の領国支配や大名間外交に加え、伊達政宗の母の動向や伊達氏の「塵芥集」を分析。社会の実態に迫る。
津谷館・船岡城・鴫山城・慈恩寺城郭群…。3県の名城66を豊富な図版を交えてわかりやすく紹介。好評のシリーズ南東北編の続編。
伊達政宗はなぜ一行を派遣したのか。国内外の史料から、政宗・幕府・スペイン・使節などの政治的駆け引きと政宗の狙いに迫る。
武将・文化人としての事跡を、「筆武将」とさえいわれる数多くの自筆書状をもとに詳述。人情あふれる書状から素顔がよみがえる。
政宗の時に奥羽の大半を従え、半ば独立王国を築いた伊達氏。鎌倉時代から伊達騒動を経て戊辰戦争で敗れるまでの一族の盛衰史。
宮城・福島・山形の3県から精選した名城66を、最新の発掘成果に文献による裏付けを加えて、詳細・正確な解説と豊富な図版で紹介。
家督相続、領国の構造、奥羽仕置との関わり、仙台築城の歴史的意義、支倉遣欧使節、政宗文書など、全体像に迫る大著。待望の復刊。
歌舞伎「伽羅先代萩」では悪役だが、小説『樅ノ木は残った』では忠臣とされた仙台藩重臣原田甲斐。史料を丹念に読み解き史実に迫る。
女性の社会的自由が抑圧された時代―女身でひとりかんがえ、江戸後期社会を徹底批判。女性闘争を宣言した〝時代に早すぎた人〟
江戸時代、公共領域から排除された女性は「家」の継承と運営にどう関わっていたのか。女性と家族のあり方を解明する。
多賀城とは何か。古代東北史研究の問題点を提示!
みちのくの都〈仙台〉と奥の細道をゆく。