歴史学を中心とする、人文図書の出版
古代土地制度は方格プランを基本としていた。その実態や変遷から土地管理システムの実情を探り、景観の基礎的構造と生態に迫る。
地形図・絵図・航空写真などから陸上交通のあり方を分析。中世日本社会を読み解き、東海道沿道地域の開発と災害の歴史をも見通す。
洛中洛外図・江戸図に描かれた建物や四季の風物、人々の生き生きした姿から何が分かるのか。魅力溢れる都市図の世界へ招待する。
「景観史」とは、景観がもつ機能や役割をすくい取り歴史的空間を描く学問的営みである。様々なテーマから歴史地理学の可能性に挑む。
GIS(地理情報システム)を駆使して全国を探索し、土砂が堆積して陸化する前の景観を復元。船・人・物の往来の実態を描き出す。
古代の地図を現在の地形と照合し、山川・地形・耕地・建物の形態と彩色を分析。文献史料を合わせて、景観と土地計画の実態に迫る。
地図に求められる正確さと主題によるデフォルメなど、行基図からカーナビまで、日本の地図発展の通史を100点余の図版で解説。
江戸幕府が作成させた国絵図と城絵図は日本総図として集成された。その目的は何か。幕府の全国統治と「日本地図」誕生の歴史を描く。
各期の国絵図の規格・様式・記載内容などの相違や成立過程を探り、日本総図の編集までも解明した。