歴史学を中心とする、人文図書の出版
鎌倉に残った頼朝と上洛した義仲。反平家の兵を挙げた両雄は異なる路線を進み、対決に至る。彼らをとりまく諸勢力の動向を描く。
近代日本文明の型をつくった〈豪傑〉の生涯を50のエピソードで辿る。思想と行動を平易に描き、個性豊かな実像を浮き彫りにする。
ガラ紡織機を発明し日本産業発展史上に不滅の名を残す。窮乏裡に不撓の努力を続ける苦悩奮闘の生涯。
約60年続いた内乱だが信濃国は20年も長引いた。悪党たちが全国展開した時代、当地の地域集団に光をあて内乱長期化の要因に迫る。
金刺舎人氏など有力豪族の動向や諏訪信仰の対象が変化する社会的背景を分析。氏族と信仰を切り口に新たな古代信濃史像を提示する。
風林火山を掲げ、戦国乱世を怒濤のごとく駆け抜けた信玄。城・合戦を多数の写真と地図から辿り、「川中島の合戦」などの真実に迫る。
太平洋戦争下の地方の生活とは。疎開者の受け入れ、東京中心の食糧行政、闇取引や横流しをする商人などから、格差と平等志向を探る。
長野県から精選した名城59を、北信・東信・中信・南信に分け、豊富な図版を交えて紹介。城探訪の手引きに最適な甲信越編の第3弾。
財政破綻に直面した真田松代藩の再建を託された恩田杢。その改革過程を描き、『日暮硯』から再建成功の理由とリーダーの資質を検証。
天下人らと渡り合い、戦国を生き抜いた真田一族。弱小氏族から大名へといかに成長したのか。上田を訪ね、上田合戦と大坂の陣に迫る。
木曽で育った源氏の貴種。平氏を都から追い払うが、頼朝の派遣軍に敗れた。その悲劇の生涯を、『平家物語』諸本に光を当て描く。
島崎藤村が幕末期の人間模様を描いた『夜明け前』。その舞台である地域の人々の、小説よりも多様な姿や物語の歴史的背景を描く。
天竜・木曾川に沿った伊那・木曾路。松本から糸魚川へつづく塩の道。独自の文化を再発見。
千曲川の流れに沿った東北信濃から妙高山に抱かれた上越。北国街道で結ばれた独自の歴史を追求。
浅間山噴火と一揆、和宮下向、軽井沢に集う文人たちに近代遺産を発見。街道筋独特の歴史と文化を追究。