歴史学を中心とする、人文図書の出版
『小右記』などを用例に挙げ、その方法論や表記・語彙・文法・文体を解説。変体漢文を日本語学の観点から概説した名著復刊。
古代日本語はいかに読まれてきたか。漢文を読解する際に付された訓点を集成して検討。ヲコト点や仮名なども含めて歴史的実態に迫る。
「国語」とは何か。幻想の「純粋な和語」、侵略戦争と日本語教育、「日本語=日本文化」という図式…。言語の境界を越える道を探る。
『新撰字鏡』『倭名類聚抄』等から、辞書が成立するための材料との関係性を追究。辞書全体の仕組みと性格を押さえ、特徴を捉える。
平曲、声明、類聚名義抄、金光明最勝王経音義などの多様な素材を音韻・アクセント史の観点から論究する。
福丼県とはケシカラン。恋人が変人に!新聞は間違い?圣済で解雇!「当用漢字」をめぐる事件の数々を追い戦後日本の世相を読み直す。
正統で純粋な日本語は存在するのか。敬語の変遷や人為的な「標準語」を探り、変わりゆく日本語の豊かさや美しさを説く日本語論。
歴史的仮名遣いはいかに成立したのか。いろは歌から定家仮名遣い、明治政府の統一基準の作成まで、日本語表記の歴史をたどる。
国語学上の論証を基礎に、木簡等の文字資料の適切な読解を提示。古事記・万葉集などの分析を通じて万葉仮名の詳細な変遷を跡づける。
近代の文語文史料を読むには漢文訓読の知識が欠かせない。語義、語彙、文法など、漢文訓読体を読み解く術を基礎から丁寧に解説する。
〝漢字〟抜きには語れない、日本人の言語生活・文字文化! その成立から現在までの歴史を、豊富なエピソードを交えながら解明する。
昔の日本人はどのように話していたのか。資料から話し言葉を再現。古代から近代まで言葉が変化する様子を解明し、その歴史を考える。
漢字の受容と伝来を探り、古代日本語の実態を解明
〈日本語〉誕生!仮名のない時代に、祖先はどのように日本語を書き表していたのか。
国語国字論争などのさまざまな政治文化的運動・論争を探り、「国語」ナショナリズム形成の場とその過程を明らかにする