歴史学を中心とする、人文図書の出版
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不眠、健康とパフォーマンス…。私たちは《眠り》に何を求めてきたか。眠る/眠らないことを同時に要請する産業社会の特性を追究。
古代人は雪といかに向き合ったか。雪山作りを楽しむ貴族、大雪で建物が倒壊する北国など、雪を通して古代の暮らしを描く初の試み。
温暖期を含め人々は気象災害といかに格闘し、後世に何を伝えたか。地域の多様な記録史料を紐解き、飢饉史研究に新しい視座を示す。
黎明期から終焉までの歴史を平易に解説。史料を博捜して全国各地の醸造所や銘柄など地方ビールに関する情報を紹介したユニークな書。
吉祥とされた意匠から当時の社会的背景や時代性を読み解く。真実を覆い隠した姿を解明し、近代史・美術史の中に位置付ける。
旅行形態や費用感、交通・情報インフラなどの変遷を追い、そのなかでの温泉地の対応にも言及。温泉旅行を通史的に描く。
中近世移行期の山野は地震・水害が頻発した。資源の調達・利用や災害への対応を追究し、自然環境と人間との関係を再考する。
相撲・蹴鞠・打毬…。海外渡来の文化に改良を加え、日本独特の文化を生み出してきた歴史を考察。近代スポーツの到来までを見通す。
縄文時代から南北朝期まで、音楽とその制度の変遷をたどる。平安時代の殿上人と民衆の音楽、鎌倉幕府と雅楽などを追究する。
神社の祭礼に上演される地芝居や地方の芝居小屋には役者と観客が一体となった劇空間が存在する。現在の歌舞伎が失った原風景を探る。
言論の独立と政治、言論の独立と経営という難問との葛藤の歴史を辿った国民新聞。その軌跡を辿り日本ジャーナリズムの一断面を解明。
明治初期、欧米農業と接触した政府は日本農業をどう認識しどんな政策を導き出したか。農民の主体的行動と政策展開とのねじれを論究。
平安末期の武士の衣服「袖細」は「直垂」へと進化する。武士たちは服装の制度をどう定めたのか。有識故実と絵画史料から実態に迫る。
関東大震災後、朝日・毎日両新聞社の寡占体制となる。活版印刷が消えてインターネットが始まった現代までの歴史を明らかにする。
正倉院の賃金記録から明治期の職人の収入まで、賃金の高さや生活水準に迫る分析手法を解説。賃金史を数字とデータで読み解く。