歴史学を中心とする、人文図書の出版
名著『中世日本商業史の研究』を第1編とし、訂正・メモを補注として増補。商業発達の基礎をなす産業史に関する論文で第2編を編成。
『日本商人史』中世篇をはじめ、中世神人、織豊期の豪商および楽市令に関する諸論文を収録。水陸交通・商品流通関係の論文も収める。
著者の中世社会研究の視点を「宮座」にすえ、商工業から神社信仰・武士団・村落へと展開させた視野の広い研究成果を収める。
武士団の族的結合様式である惣領制や、党の問題、村落の構造や生産様式、荘園・幕府権力との関わり方など、多彩な著書・論文を収載。
総論は座に関する概論および問題点指摘の代表論文。各論は徹底した史料の博捜により、不動の評価を保つ個別論文を各々系統的に収録。
『日本の封建制社会』を中心とし、織豊政権論、封建制と東北中世史論など、重要な諸論文を収録する。付=略年譜・著作目録・総目次。
「土一揆の基礎構造」「初期封建制下の農村」をはじめ、戦前・戦後にわたる幅広い研究足跡を示す論文を収録。『英雄と伝説』も収録。