歴史学を中心とする、人文図書の出版
〈身分論〉は新たな地平をめざす。キリシタン、近世的「悪党」、朝鮮・中国・琉球の身分…。人の視点で身分を問い直すシリーズ完結巻
昇進を目論む武士、公家文化に憧れる大名ら、更なる地位の上昇を目指す人びと。支配階級の身分願望とそこに生じる軋轢や反発を描く。
「県民気質」として今なお意識される地域性。郷土意識や他の地域への優越・劣等感はどのように生まれたか。地域意識の目覚めを探る。
商家や武家の奉公人、町奉行所の役人、代官所の御用請負人、そして長吏たち。貨幣経済のなかでの人・モノ・情報と身分の関係を描く。
商家を切り盛りする後家、武家権力を支えた正室や側室・奥女中、性を封印した皇女尼僧。女子の教育や身売り奉公等、女性たちの実像。
多様で柔軟な「百姓」という身分。百姓・大庄屋・郷士・被差別民らの上昇願望と差別意識などから、江戸時代の村社会を明らかにする。