歴史学を中心とする、人文図書の出版
民俗的時間、非「常民」、世間話、映像民俗学。民俗学の進むべき指針を示す、宮田民俗学の結晶。
菅江真澄、柳田國男、折口信夫、南方熊楠。民俗学史上の大先達と、親しい研究者を温かい視線で描く日本民俗学史。
ジュゴン漂着、百合若伝説、鬼女、木曾路霊界。海人と山人は基本的な部分で類似する。その共通点とは。
狐火、雪女、河童、鯰男、人面魚。日本人は、妖怪の姿に何を託したのか。
七五三、わらべうた、姥棄て、八百比丘尼、性の祭り。子供、老人、性に見出された霊性とは。
女護島伝説、「妹の力」、女人禁制、嫁と姑、婦人会。神聖視と不浄感。相対立する意識の根源を探る。
日和見、日知り=聖、時の鐘、天皇信仰。王権は、どのような民俗的基盤の上に存在するのか。
辻の神、梅若説話、番町皿屋敷、赤マント、口裂け女。都市民俗学の先達が語る、不思議空間の物語。
隠れ里、よみがえり、山岳信仰、天道念仏、たたり。民衆に伝わる理想郷、生まれ変わりの思想とは。
人魂、祖霊、野辺送り、ケガレ、観音霊場、四国遍路。カミ観念の原点と、旅の民俗的意味を探る。
恵比寿さま、福の神、山の神、田の神、道祖神。日本人にとって、神と仏とはどのような存在なのか。その信仰を探る。
ハレ、カミゴト、正月、トンド焼き、彼岸、八朔。日本人の季節感や行事の意味とは。
絵馬、安産の神仏、言霊、鬼門、都市の禁忌。人は神や仏に何を祈るのか。
ハヤマ籠り、富士塚信仰、福の神、オタモイ地蔵。祀り上げ、そして祀り棄てられる流行神とは何か。
ミロク信仰、布袋和尚、富士信仰、鯰絵。日本人が求めた「救い」の源流を解き明かす。