歴史学を中心とする、人文図書の出版
三河一向一揆と松平氏の領国支配を基礎構造の分析の上にたってとらえ、松平氏中心史観に蔽われていた三河の中世史を解明した労作。
開祖法然と傘下にあった念仏上人(聖)たちの思想動向、教化の様態、その想念に懸かる念仏聖像、念仏教団の構造的特質などを追求。
一遍智真と時衆・初期教団の形成とその構造・教義体系化の試み・それを受け入れた社会的基盤を、教義と歴史のかかわりの中に論じる。
全国の神社数を3分の2に減少させた整理政策の理念と実施過程および結末の諸相を、政府・地元住民・神職の対抗関係の中で分析する。