歴史学を中心とする、人文図書の出版
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居留地・軍都・植民地など多様な事例を描き、遊廓社会の固有性と普遍性を考察。公娼制度の歴史的な特質を国際的視点からも検討する。
江戸の新吉原、京都の島原、大坂の新町、長崎の丸山、金沢の茶屋町、品川などの旅籠屋…。性売買をめぐる〝遊廓社会〟の実態に迫る。
小倉に現れた一艘の英国船を機に、日本の対外政策はいかに展開したのか。世界の動向と国内の反応から、開国目前の日本の姿に迫る。
ペリー来航から西南戦争までを政治の動きを中心に叙述。さまざまな立場に立つ勢力が近代国家樹立のため争った様相を、新視点で描く。
「山師」が跋扈した時代。賄賂や不正が横行する一方で、能力主義が開花し人びとがもっとものびやかに生きた社会の、光と影を描く。
五代綱吉から八代吉宗までの養子将軍時代。老中を信用できなかった将軍たちは、地方大名時代の家臣を登用しどんな政治を行ったのか。
鎖国・日光東照宮・キリシタンやかぶき者の弾圧…。将軍のもと江戸幕府の権力機構が作り出され、内外の秩序が確定する過程に迫る。
信長・秀吉・家康の時代から西南戦争まで、政治の動向を中心に新たな近世史像を提示する通史シリーズ。本巻では近世の始まりに迫る。
〈身分論〉は新たな地平をめざす。キリシタン、近世的「悪党」、朝鮮・中国・琉球の身分…。人の視点で身分を問い直すシリーズ完結巻
昇進を目論む武士、公家文化に憧れる大名ら、更なる地位の上昇を目指す人びと。支配階級の身分願望とそこに生じる軋轢や反発を描く。
「県民気質」として今なお意識される地域性。郷土意識や他の地域への優越・劣等感はどのように生まれたか。地域意識の目覚めを探る。
商家や武家の奉公人、町奉行所の役人、代官所の御用請負人、そして長吏たち。貨幣経済のなかでの人・モノ・情報と身分の関係を描く。
商家を切り盛りする後家、武家権力を支えた正室や側室・奥女中、性を封印した皇女尼僧。女子の教育や身売り奉公等、女性たちの実像。
多様で柔軟な「百姓」という身分。百姓・大庄屋・郷士・被差別民らの上昇願望と差別意識などから、江戸時代の村社会を明らかにする。
全巻を見わたす熱い討論。豊かな近世社会像を切り拓く!